別所温泉財産区について

別所温泉の源泉を守る別所温泉財産区

〒386-1431 長野県上田市別所温泉1700-1

TEL0268-38-5750

アクセス

別所温泉財産区について

別所温泉財産区の発足

別所温泉は、昔から自然に湧き出していた温泉です。 信仰の厚い土地である別所温泉は、庶民の療養と安息の場として栄え、各所から湧き出す温泉を共同浴場として、これを中心に旅館街が活気を呈していたことが古文書等により知ることができます。

明治以降、温泉の所有権は国に移管され、大正初期までは村が借料を払い運営していましたが、大正5年に国から払い下げを受けて村有となりました。その後静かな観光地・信仰の場として多くの人々に愛され親しまれてきました。

昭和31年4村合併(温泉財産は別所村の物という条件で合併に合意)に伴い塩田町となり、別所温泉財産区が設立されました。

【自然湧出温泉】

  • 明治4年/廃藩置県後国有化(管理は別所村)
  • 明治22年/鉱泉組合を作り温泉の維持管理
  • 大正5年/国有となっていた共同浴場が払い下げ

上田市別所温泉財産区温泉使用条例

自然湧出量の減少から新規掘削へ

【第1号源泉の掘削】

昭和20年から30年頃の別所温泉の状態は⾃然湧出の泉湯、湧出量共に経年的に低下の傾向が顕著となり、当時の⽇本温泉開発研究会委員徹博⼠に対策の検討を依頼しました。

その結果ボーリングによる開発が有望との結論を得、昭和30年、時の村⻑、村議会の決断により、同年1⽉に第1号源泉のボーリングを開始、同年6⽉に完成しました。

掘削深度220m、泉温41℃、湧出量は毎分67ℓでした。

【第2号源泉の掘削】

第1号源泉が期待した程の成果が得られなかったことから、引き続き第2号源泉の掘削に7⽉に着⼿、11⽉に完成し、掘削深度148m、泉温45.7℃、湧出量毎分260ℓ噴出の成果を得ました。

この結果、第1号、第2号源泉、これに従来からの⾃然湧出量を加え、相当多量の湯量が得られましたが反⾯、各所の⾃然湧出量が極端に減少、あるいは停⽌ししてしまいました。

この時点での別所温泉の総湯量は毎分約1,000ℓ。これを共同浴場3か所、旅館18軒に供給しました。

【第3号源泉の掘削】

その後の約10年間は⼤した変化もなく推移しましたが、観光客の増加、熱カロリー不⾜からくる加温への経費の増⼤、各種の条件が重なりついに第3号源泉の掘削を決議し、昭和41年9⽉にボーリングを開始しました。

同年12⽉末に完成し、掘削深度180m、泉温52℃、毎分340ℓ噴出、さらにボアホールポンプによる揚湯をしたところ、湯量380ℓ、泉温52℃となり、第2号源泉と混合、当温泉の主⼒源泉となりました。

【第4号源泉の掘削】

昭和49年5⽉、中央温泉研究所に当温泉の調査指導を依頼、その結果第3号源泉の近くに予備としての役割を兼ねて深度400m程度の掘削をし、新しい源泉を確保すべきであるとの指導を受けました。

昭和51年、時の財産区議会は掘削を決議し、補⾜地質調査・物理探査を実施、掘削地点を選定、同年6⽉にボーリングを開始しました。

深度500mを⽬標としましたが、350.4mにおいて、泉温52.5℃、湯量1,300ℓ/分、と多量の噴出をみたため、掘削を停⽌して第4号源泉の完成としました。

こうして第4号源泉は⼤成功をみましたが、反⾯、第1号、第2号源泉、各共同浴場、旅館、個⼈の持湯数か所すべての⾃噴湧出していたものが停⽌しました。

現在、第4号源泉の揚湯は870ℓ/分程度に抑え、第3号源泉から90ℓ/分、⼤湯源泉から50ℓ/分を加えた総揚湯量1,010ℓ/分を供給しています。

【ボーリング開発】

  • 昭和30年/第1号、第2号源泉を掘削
  • 昭和41年/第3号源泉掘削
  • 昭和51年/第4号源泉掘削
【掘削時の源泉データ】
源泉名 掘削日 掘削深度 泉温 湧出量 備 考
1号源泉 S30/6 220.0m 41.0℃ 67ℓ/分 S54年に停止
2号源泉 S30/11 148.0m 45.7℃ 360ℓ/分 S54年に停止
3号源泉 S41/12 180.0m 52.0℃ 380ℓ/分 観光客の増加、熟カロリー不足からくる加勲への経費増大のため掘削
4号源泉 S51/6 350.4m 52.5℃ 1,300ℓ/分 予備としての役割を兼ねる(補足地質調査・物理探査実施)
大湯源泉 4m 38.0℃ 80ℓ/分 自然湧出
源泉の管理
別所温泉管理者 上田市長
温泉所有者 別所温泉財産区
源泉所在地 上田市大字別所温泉1,698番地
議会等の制度 財産区議会議員10名
財源の内容 共同浴場の使用料、旅館等からの貸与料
温泉総揚湯量 1,010ℓ/分
供給先 共同浴場3カ所、旅館16軒、福祉施設2カ所、洗濯場13カ所
源泉深度と温度(現在) 第3号源泉 180.0m(ボアポンプ) 44.6℃ 約90ℓ/分
第4号源泉 350.4m(自噴) 50.6℃ 約900ℓ/分
大湯源泉 4.0m(自然湧出)38.0℃ 約60ℓ/分
泉質 単純硫黄泉
効能 神経痛・関節痛・うちみなどに効果があるほか、肌をなめらかにする
共同浴場名称 石湯・大師湯・大湯
共同浴場管理人 各浴場1名
入浴時間 午前6時から午後10時まで
入浴料 150円
主な設備と配湯
送湯管距離 延3,200m
貯湯タンク 共同浴場3カ所60トン
揚湯施設 3号源泉ボアホールポンプ・・・出力3.7kw
4号源泉タービンポンプ4台・・・MT出力11.0kw
渦巻ポンプ揚程14m・・・SFM-K出力5.5kw
停電用発電機 AP80A・・・出力75.1/80KVA、電圧220/210V
【配湯図】
配湯図

● 4号源泉は院内温泉街の各旅館や石湯、各洗い場へ、また大湯温泉街の各旅館や大湯、長寿園やあいそめの湯などの施設、各洗い場などへ配湯しています。

● 3号源泉は大師湯や足湯ななくり、各洗い場などへ配湯しています。

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